パパ・大谷翔平、ついに復帰！娘の誕生から一夜明け、グラウンドへ――

2025年4月21日、日本時間。
この日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が父親として新たな一歩を踏み出しました。

妻・真美子さんの出産に伴い、一時チームを離れていた大谷選手が、無事に娘の誕生を見届け、家族とともにかけがえのない時間を過ごしたのち、レンジャース戦で先発復帰。新たな肩書き“パパ”を背負っての第一戦となりました。

試合前、SNSに投稿されたのは、まだ小さな赤ちゃんの足を、大谷選手と見られる大きな手、そして真美子さんと思われる優しい手で包み込んだ温かな3ショット。その一枚には、「大谷家へようこそ！」という喜びのメッセージとともに、「愛する妻に心から感謝しています」と綴られ、世界中のファンの心を打ちました。

ドジャースファンからも、祝福の声が次々にあがります。

「おめでとう、オータニ！」「パパになって、もっと強くなりそう。今年はホームラン80本あるかもね！」

実況席からも「父としての最初の試合。翔平、真美子、おめでとう！」と温かな祝福の声が飛び、球場全体がまるで家族の誕生を喜ぶような優しいムードに包まれました。

この日の試合では、1番・DHとしてスタメン出場した大谷選手。第3打席まではノーヒットに終わったものの、8回にフォアボールで出塁し、チャンスを広げる重要な働きを見せます。その直後、ドジャースは犠牲フライで先制点を奪い、結果的にこれが決勝点に。大谷選手は“パパ初ヒット”こそお預けとなったものの、しっかりとチームの勝利に貢献しました。

父としての一歩を踏み出した翔平選手の表情は、どこか柔らかく、しかし新たな責任を背負う覚悟がにじむものでした。これまでの“二刀流・大谷翔平”に、“父”というもう一つの大切な肩書きが加わったことで、今後のプレーにもさらなる深みが増していくことでしょう。

一方、この日同じようにマウンドに立ったのはエンゼルスの菊池雄星投手。ジャイアンツ戦に先発登板し、初勝利を狙いました。

4回には2アウト1・3塁というピンチを迎えますが、ピッチャーライナーを振り返りざまにキャッチするというスーパープレーを披露。スタンドも大きな拍手に包まれました。最終的には5回途中1失点と好投しながらも、味方打線の援護が得られず初勝利はお預けに。しかし、チームは見事5対4で逆転サヨナラ勝ち。勝利に貢献した菊池投手の存在感は確かに輝いていました。

そして注目のもう一人、ドジャースの佐々木朗希投手も、前日登板しました。6回までを投げて2失点と粘りのピッチングを披露。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りましたが、試合終盤にチームがサヨナラホームランを浴びてしまい、惜しくも今季初白星とはなりませんでした。

とはいえ、佐々木投手の安定感ある投球には明るい兆しが見え始めています。今後、勝利を重ねるのは時間の問題と言えるでしょう。